051118報恩講セールの準備ご本山の報恩講期間中に開催するセールの準備です。全国からたくさんのご門徒さんが参拝にこられ、一年で一番にぎやかになる時期なのですが、最近は年々お参りに来られる方が減っているようです・・・。
小学2年生までは現在の店の奥に住んでいましたが、当時の報恩講はたいへんにぎやかでした。通り300メートル位に駄菓子屋さんやおみやげ屋さんの店がたくさん出てわくわくしたものでした。

裸電球が店から輝いて活気に満ち、露店のテントの影に隠れたり、夜まで大勢の一通りの中で遊びほうけていたのもでした。

毎年の行事にはそれぞれの思い出がありますが、報恩講の時期はそんな楽しかったことを思い出します。

最近は、バスをご本山前に横付けにされ、お参りのあとはさっさと観光地へ行かれるケースが多くなったようです。法要の後はまるでお祭りが終った後の静けさです。

門前で栄えた商店街の歴史をふり返るすごく地味になってしまいました。それに、通りを歩く当時のおじいちゃんやおばあちゃんたちも、今と比べるともっと笑ってはったような記憶があります。なんで笑ったはったのかわかりませんが・・・、よけいに報恩講の時期になると寂しい思いがします。

小堀 進