051207これ何ですか?(梵鐘)三重県のお寺様で珍しいものを見せていただきました。御本堂の縁の横に不自然に立つ柱。その先からは山の上に伸びて行く1本のワイヤーロープ。
いったいその先にあるものは…?
お仏具ご納入で訪問させていただいたお寺様で、御本堂の横に立っている柱と山に伸びるワイヤーが何なのか気になって見ていると、ご住職様が来られて『やってみましょうか?』ということで、ご住職様にそのワイヤーを引っ張っていただきました。力いっぱい引っ張られたその2秒後 “ゴォォォ〜ン”
ふたり顔を見合わせて『えっ?』
山の上をよく見ますと遠くに木と木の間から梵鐘が見えます。途中の木の枝にはいくつか滑車があり、ワイヤーの長さは30m以上あるでしょうか。高低差もかなりあります。
なんと梵鐘の撞木を動かすためのものだったんです。手動式の遠隔操作システムです。うまく出来ています。
この梵鐘は周辺一帯どの方向にも音が響き渡るように山の上にあるそうです。
今はタイマー式の自動梵鐘撞木などもありますが、この遠隔操作システムにはびっくりさせられました。
境内にいても遠くから聞こえる鐘の音。(違うお寺様の鐘の音ではないです) 
お仏具納品作業中の緊張のほぐれるひとときでした。

お客様係5課 平林&明石