いつもは会社の事務室奥で図面を描いていますが、
今回は中江室長のお手伝いで、お内陣の測定です。
着いた途端に、すばらしい造りの大きなご本堂に圧倒されました。
たしかに私が呼ばれたのも納得いく規模です。
まずおまいりをして、ポケットに巻尺とペンが入ってるのを確認し、活動開始です。
うちの室長は気付くと測定に集中しているので、
しかたなく自分一人で測ることができる場所から始めます。
図面を描くだけの時は、測ってきた資料を見て
「どうしてお客さま係はここを測ってくれないの?」と不満を叫んでいますが、
こうして現場に行くと測るのが難しいときや場所も多々あることが解ります。
(それを解らせるため、たまに呼ばれるのかも。)
また、いつも図面を描く時お決まり通りに寸法を決めている場所も、
自分が立って採寸すると感覚が身についてきます。
今回は右脇壇のお給仕通路でした。
図面は立体ではないので、どうしても感覚が解らないのです。
あと、大工さんが苦心されたであろう場所を見るのも勉強になります。
おそらく場所や材料などの問題で、
理想通りに完成していることは少ないのです。
図面を描くとき、基本的には真宗のお決まり通りに描くのですが、
これらを見ていると、問題に行き当たった時に解決のヒントになります。
みなさん昔から苦労して立派な建物を造ってこられたのだと感心します。
私の参考図やご提案図が、お寺様のお役にたち、
いつか建物として形になればよいなあと思います。
今回は立派な御宮殿も測定させていただきました。
小堀のカタログで見慣れた形ではないですが、どっしり立派でした。
あれ、やっぱりお手伝いにはならなかったようです。
こんな私を現場に連れていってくださった中江室長、
藤井課長、ありがとうございました。
設計室 きたの