060523仏具組合の総会が無事終了‥ ご来賓のお話‥、
 『ほんもののお仏壇には日本人の心を育てる価値がある』
 私たちの工房に来ていただいたときに‥、『おぶつだん はっぴんえんど ものがたり』でお伝えしていることでもあり、すごく共感しました。


 最近よく議論になる「表示ラベル」について、

 私はどちらかというとこの政策の反対論者であり、落胆しております。

 日本人が日本の文化、日本の伝統技術を見極めることができなくなったので、「ほんものを示すラベル」を貼る。

 でも、今ではラベル事態の信頼度が下がっていますからね〜

 冷蔵庫にある古い食品‥、

 私のおふくろの時代はみ〜んな、臭いで、触って、なめて、しっかり見て‥、「大丈夫!食べてええよ!!」って判断してました。

 でも今は、「賞味期限ラベル」に頼ってしまいます。

 これでは、人間が持つ「五感+心=六根(ろっこん)」がますます退化するのではないでしょうか?

 チャールズ・ダーウインの「種の起源」、進化論に反することでは‥!?

 表示ラベルの信頼度が下がる今こそ、表示ラベルに頼ることなく見極める力を養うことに力を注ぐべきと思うのですよね。

 実は‥

 私たちの工房で小6の子どもたちに金ぱく押し体験をしてもらってます。

 同じ材料、同じ環境、同じ条件でも仕上がりに差がでます。

 「○×君の金ぱくきれいやな〜〜」「君のすごいな!!」

 わずか30分の体験だけでも、ほんものを見極める力が備わってしまうんです。金が一色でなくいろんな色に見えるようになるのです。

 この体験をした子どもたちには品質表示ラベルなんて必要がないのです。

 ほんものを見極める目を養うってそんなに難しいことでもないって実感します。

 小さい頃から目を養う教育をすることで、日本に伝わるほんものの良さが見える人が増えますように!!

 小堀 進