先日、二十年前に当社で金仏壇をご納入させて頂いたお客様からお電話を頂きました。「最近自宅を新築し、仏間に仏壇を安置したのですが、お荘厳に関する知識がないので一度見に来て貰えませんか」とのご依頼でした。普段の仏壇のお給仕は最近亡くなられた方がされており、今回お問い合わせ頂いたお身内の方は、仏壇に関することは全くわからなくて非常に困っておられるご様子でした。「はい、もちろん喜んでお伺いいたします。」翌日早速お伺いしました。二十年前当社からお納めさせて頂いたその仏壇は、真新しい仏間にも全くひけをとらない美しさで格調高く納まっていました。ところが・・。いざ障子を開けてお飾りを拝見したら、金灯籠と輪灯瓔珞のお飾りが逆になっていたり、火舎香炉の組み方が違っていたりで、うーん、これは・・。その後半日がかりで、ほとんど一から正式にお飾りさせて頂きました。正式なお飾りを施した後のその仏壇は、よりいっそう美しく荘厳で何故かちょっと誇らしげに、真新しい仏間で小堀の仏壇らしい独特の存在感で凛と納まりました。お客様からは、「ああ、すごく良くなりました!ちゃんとした仏壇屋さんで買って本当に良かった。二十年前に買った仏壇のことで、電話してすぐに来て下さって本当に助かりました。さすがは小堀さん。ありがとうございます。」とのお言葉を賜りました。こちらこそありがとうございます。このように、ご新築等で仏壇の引越しや移動のご依頼は、ご遠慮なく当社までお問い合わせ下さい。喜んでお手伝いさせて頂きます。

お客様係五課 山根良明