現在ご本山佛光寺様で内装工事を平成18年1月から施工して金箔押しも最終段階です。最後に残った柱の金箔押しを施工し終わって金箔押職人が言いました。「柱の上と下では太さが違うんですね。」「1本だけかと思ったら全てが1cm位下のほうが細いです。何か理由があるのでしょうかね。」たまたま一緒にいた木地職人が「それは多分上から下まで同じ太さに見せるためと違うか。」と言いました。ギリシャの宮殿の柱も微妙に細工を施し、荘厳さをだしていると聞いています。柱なんか上から下まで同じ太さだと今まで思っていて疑いもしませんでした。今回のように金箔押しの職人が4.2寸の金箔を均等に張っていかなければ決してわからなかったなぁと感激です。
6課 高原雅弘