本日、静岡県の中学生の生徒さんが修学旅行での校外学習で当社の工房にご来場されました。
約束の時間より少し早くお着きになり、私はまだお昼の休息時間で、工房のご案内を後にして頂いて、まず「金箔押し」を実際に体験されびっくりから感動に変わりました。
金箔押し体験後、工房案内をさせて頂きました。
まず木工の部屋での「カンナ」など道具の種類の多さにびっくり。
「この商品で製作日数は何日ぐらいですか?」と聞かれ「二ヶ月位かなあ…」
「わあ…そんなにかかるのですか…」
次に漆工部屋に案内をしますと「変な臭いがしますね」と尋ねられて、これは「漆のにおいですよ」と…
「これは何ですか?」、「はい、漆塗りの刷毛ですよ」、「この毛は何で出来ているのですか?」「女性の髪の毛で出来ていますよ」と答えますとまたまたびっくり。
次に金箔の部屋に案内しますと、「しわしわの金箔がどうしてこんなにきれいになるのですか?」「………」答えに困りました。
最後に「お仏壇はいつごろからあったのですか?」と問われ、「法隆寺の宝物の中にある玉虫厨子が日本最初のお仏壇と言われています。金箔は飛鳥時代に奈良の大仏に貼られたのが最初とされています。ご本堂内陣に大量に使われはじめたのは岩手県の中尊寺です」と答えました。
生徒さんの質問は本当に素朴で答えを出すのが大変難しいと感じました。
お別れに「今回の感動を学校の仲間に伝えます」って生徒さんに言っていただき、私が感動。
本日はありがとうございました。

稲葉