私はこの１０年ばかり，沿道警備のお手伝いをさせていただいております。
いつもスタート地点（平安神宮）に近い場所なので，
音楽や挨拶も聴こえ，疏水の側は寒いけれども賑やかです。

スタートの合図後，まもなく選手がやってきます。
まず車椅子の選手があっという間に走っていき，
地響きがして，次から次から走ってきます。
人間が湧いてきているようで，いつも圧倒されます。

招待選手も華やかですが，市民ランナーが面白いのです。
地元らしく，家族や友達が声援を送り，選手もそれに手を振って応えたり。
マラソンとは思えない衣装の選手も，笑顔。
京都の方もほかの地域の方もおられます。日本人も外国人もおられます。
全ての人が楽しそうで，お祭りみたいです。

それを見ていると，走るのは苦手な私でも，
走ってみたいような，走れるような気分になるので不思議です。
年に一度の妄想なのですが。

選手が全て通り過ぎれば，任務完了。
毎年，大したことはしていないのに，ちょっと良い気分になります。

次の日曜日，機会があればぜひご覧ください。

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