東京は5月初旬並の暖かい気候がつづき、店の前の東本願寺様の桜も早くもはらはらと散り始めています。今日は、わたくしのある日の店頭接客の様子をお話します。 
 お客様がご来店されたら、笑顔で「いらっしゃいませ、どうぞおかけください」と声をかけます。そしてまずはお茶を出して、ゆっくりしていただきます。いろいろ世間話をしていると、「おいしいお茶ですね。もう一煎ください。どこのお茶ですか」と聞かれるので、「京都宇治のお茶でございます」と元気よくお答えします。
 子供さんに絵本を見せたり、メモを出して文字を書いたり絵を描いたり、折り紙をしたりして遊んであげます。これでお客様もゆっくりお仏壇、お仏具を見ていただくことができます。声をかけられれば、A品とB品の違いを大きな声ではっきりとご説明しています。そうすると「良くわかりました」と喜んでお帰りになります。
 最後は外へ出て、声を出して「有難うございました。またのご来店をお待ちしております」とお見送りしています。
東京店 平井源治