昨今忌まわしい事件ばかりが起こり、人と人の関わりも何かしらどんどん醒めていくように思われます。仕事中でも困ったなーと思うことにこんなことがあります。 

お客様宅が解らず道を尋ねたい時、何か躊躇してしまいます。中でも子供さんには声をかけることすらできません。何も後ろめたいことはないのですが、「変に思われないかな〜」と思ってしまい、このお子さんから聞けたらと思っても引いてしまうのです。

でもそんな中、先日思わず手を合わせたくなるようなホットな体験をいたしました。
炎天下の岐阜県内にて以前お仏壇をお納めしたお客様が引越しされ、その新しいご住所を尋ねてある新興住宅地内を行ったり来たり、中々見当たらず、人通りもなく困っておりましたところ、一人ランドセルを背負った小学生が汗をふきふき歩いてきました。あーこの子に聞けたらなーと思いつつもやり過ごしました。その後町内を2周ばかりした頃さっきの小学生にばったり! でもな〜 と思っておりますとなんとその子から声を掛けてくれました。見るとランドセルはもうすでに無く、こっちへ寄ってきてくれます。「○○です。小堀さんですか?あの家です。」 私はこれはいったい?と思うばかりで付いて行きお客様へ無事到着できたのです。早速お聞きしますと。なんとそのお子さんはお客様のお孫さんで、なにやら学校から帰るやいなや「ローソクのマークを付けた変な車がウロチョロしてる!」とおばあさんに告げられたそうです。「ローソクの?」「ああ解った小堀の車に違いない!」まもなく約束の時間でしたのでお孫さんに「呼んでおいで!」とばかりお使いをしていただいたのでした。
帰り際に、おりこうさん!ですねと申し上げますと「普段からお仏壇には手を合わせている子供だからローソクのマークが印象に残ったのだろう。」とのことでした。

私としてはホント困っていたので、また不審者扱いされそうだったみたいで有難い限りですが、そのお子さん毎日お仏壇に手を合わせていたなんて・・・。弊社の仏壇だからではないですが、猛暑のさなか すがすがしい思いをさせていただきました。
これも仏さんのお導きかもです。
これからも「暑い暑い!」と言ってないで頑張ります。                                     岐阜,長野,山梨担当 平岡秀明