私は大阪の高槻市に住んでいるのですが、大学から今まで15年
近く京都へ通っています。
会社帰りなどに稀ですが道を尋ねられることがあります。
ずいぶん前のことですが、烏丸七条という比較的大きな交差点で
信号待ちをしている時に、年配の女性から「京都の方ですか?」
と聞かれました。
違うとお答えすると、別の方へ尋ねられ、聞かれていたことが
三十三間堂への行き方でした。
そんなことなら私でもわかったのに、と残念に思いました。
後日、烏丸通を歩いていると、若い感じの女性の方から再び
「京都の方ですか?」と聞かれたので、違いますが、何ですか?
と聞いてみました。その時聞かれたのが、おいしい食べ物屋さん
でした。
残念ながら、食べ物屋さんについて自信を持ってお答えできるほど
詳しくありませんし、そのあたりにお店が余りなかったので、駅前
の地下街をご案内しました。

また、今はもっぱらお電話を取らせていただいているので、事務所
に居りますが、店頭に居た頃は店先でよく道を聞かれました。
知っている所ならいいのですが、知らない所だとお客様お手持ちの
資料から考えたりします。わからない事も何度かありました。
後で店の近くをうろうろしていて発見することがあり、また聞かれ
たら答えようと思うのですが、その後二度と聞かれることはありま
せんでした。

今、お電話では当店の場所を聞かれることがほとんどなので、ある
程度資料を用意していればお答えできることが多いのですが、とっ
さに聞かれると、別の言い方をすればよかったとか、このことも言
えばよかったとか後悔することも多く、なかなか道案内は手ごわい
なぁ、と思っています。

 総合サービス係 岩崎