京都(会社)で見ている「お仏壇」
家(滋賀)で見ている「お仏壇」
私たち販売者から言うと「お仏壇」ですが
購入される方からは、「お内仏(ないぶつ)」
対象物は、同じでも、言い方一つで
気持ちが、どの方向に向いているかが
かなり違います。

入社当時、会社でこんなことを常に言われました。
「今は、商品でも納品後は手を合わされる礼拝の対象だ。
 それを考えれば、商品を跨(また)ぐ等、もってのほかだ」とー
確かに、商品が有って通りにくくても、少し横に退ければOK

休日に、こんな光景を目にしました。
ある仏壇店、ガラス越しに店内が見えていました。
何気なく見ていると、地袋の引き出しから商品を出している所でした。
商品を手に持っていたからか、足で地袋の引き出しを閉めていました。
なんと乱暴な・・・人が見ていないと、こんなものなのか???
普段から、していることが、ついつい出るのでしょうねー
普段の気持ちの持ちようが自然と態度に出ます
それとも会社の姿勢か?

当社では、京都市山科区の工房で工房見学・箔押し体験を
するようになり、社外の方の来社が増加して来ました。
長時間、滞在して頂いていると、会社としての姿勢も
こちらから発信する言葉だけの情報だけでなく
体感として感じて頂けると思います。
京都製の金仏壇・仏具の製作工程を実際見て頂き、
伝承されて来た技術も体感して頂ければと思います。

 一日、ほんの数秒でも「お内仏」の前に座る時間を
作ってみませんか?
座ることで、気持ちに余裕が出ると思います。
「お内仏」の有る生活、初めて見ませんか?
また、違った一日が始まると思います。

              総務部 長谷川昭宏