先月の下旬に、愛媛県松山市の定秀寺様へ夢殿型のお厨子をご納入させていただきました。
十分に検討、相談した上でご注文当初に決めさせていただいた図面と仕様に基づいて、製作に取りかかることとなりました。
しかし、いざ取りかかろうと木地の打ち合わせを始めた段階から色々と、こうした方がいいのではと思うことが次々と出てきて、度々の仕様変更に製作担当の山本次長には大変ご苦労をおかけしました。
おかげさまで、本当に良いものをと思い1年と2ヶ月の謹製期間をかけて製作させていただきましたお厨子は、大変立派に出来あがりました。
定秀寺様ご本堂の右余間壇にご安置させていただくと、住職様、坊守様にはたいへん喜んでいただきました。すばらしい出来栄えに私もつい、自画自賛でテンションが上がってしまいました。
工程が進んで行くその時その時に、時間をかけてお客様と製作担当者との相談を繰り返して製作させていただくことが、良い仏具作りには欠かせないものとだと思いました。
お客様係2課 林 京二