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先日、新潟県のお寺様と滋賀県東近江市にある金寿堂様へ梵鐘の鋳込み式にいってまいりました。
当社が梵鐘のご注文をお請けしてから約4ヶ月、梵鐘にお入れする文字や模様など打ち合わせを重ね、ようやく今回の鋳込み式の日を迎えました。
ご住職様の読経・焼香の後、鋳込みが行われます。

鋳込み式の前に金寿堂様から梵鐘製作について貴重なお話をお伺いしました。
梵鐘を作るには外型と中型(中子とも呼ぶ)の2種類の型が必要になります。外型は梵鐘の縦の断面をもとに設計した木の引型を回転させて作られるとのこと。そして成型された中型との間に高温で溶かした銅と錫の合金を流して行きます。その前に良く乾いた砂を型に流し込み、砂の量で微妙な調整も行うそうです。

溶解炉から流れる銅は迫力そのものでした。
今回は、鐘楼堂を建てられる建設会社様にも同行していただき、無事式は終了しました。
この梵鐘が新潟の地で響く日が待ち遠しいです。

お客様係1課 梅本卓爾