101224私は、朝通勤に京都駅より会社まで烏丸通りの東側を歩いてかよっています。早朝、まだあまり人の気配の少ない頃に、東本願寺様のお晨朝が始まる少し前に、高田屋旅館様の前より、本山の方を向くと本山前の噴水越に三門の菱灯篭の下に御影堂内陣お厨子の中の親鸞聖人に会うことがきるのです。
二年がかりでお厨子の修復工事に携わらせて頂き、無事納入することが出来た御厨子の中に親鸞聖人が坐っておられます。昨年の9月30日の御真影還座式の翌日より毎朝烏丸通りより「親鸞聖人、おはようございます。」と挨拶をかわしているのです。
三門の灯籠、蓮の噴水は香炉の形に見え、噴水の廻りには花が植えられ、香・灯華の三具足越に親鸞聖人に挨拶をかわす毎日です。
本日のご気分はいかがですかと声をかけりゃあ、「上々じゃ」と少し笑ったうそ吹く姿(口笛吹く姿)の聖人がおられるのです。そんな気持ちを現して、頭礼しております。
商品部長 和田三男