
地図で言うなら京都市。鞍馬のさらに北、左京区の北限の地、久多の里である。
車がすれ違いできない道、対向車を気にしながら走る。まさに山間部の集落。
携帯は圏外、大きなお守りと化す。
ここにしか似合わないような茅葺き屋根の民家の前で、淡い紫の花びらを誇らしげに広げて咲いていました。花びらの紫と真ん中の黄色、かわいいですね。ひとつの茎に何本かの花が付きます。「茅葺き屋根に似合うでしょ。」と言ってるようです。
北山友禅菊と言う名は愛称で、キク科のチョウセンヨナメという植物との事。以前、畑だったところに植えてあるのか、夜になると電気が入りますという柵に囲まれていました。
蝉の声、川のせせらぎ、それ以外の音は聞こえませんが、ギラギラと音がしそうな日差し、まだまだ残暑きびしそう。
帰り道、正面よりダンプ3台。タイミングよくかわせた。大きなお守りのおかげか。
ふと手に取ると、携帯に戻っていました。
Sawada
