先日、近畿地方のご寺院様へ菊灯をお納めさせて頂きました。

今回の菊灯はご本山の西本願寺様と同様の様式の特別品で、
職人さんによるまさに手造りの逸品です。

写真は製作中の一部分ですが、菊灯の頭の部分(通称アサガオ)
です。

朝顔1


平らな真鍮の板を切って叩いて・・・。

朝顔2


形がだんだん丸みをおびてきます。

朝顔3


別に作られた部品と溶接すると、一つの形に仕上がります。

部品が全て出来上がると、研磨専門の職人さんのもとへ届けられ、
最後には写真の様に組みあがります。高さはおおよそ90cmです。

菊灯


ご法要を間近に控えられたお客様のもとへお届けし、お内陣に
設置させて頂くと、その上品ながらも圧倒的な迫力に感動しました。

この様な素晴らしいお仏具を製作できる職人さんも少なくなって
きましたが、この先もこの素晴らしい技術を伝え続けるお手伝いが
出来るように頑張りたいと思います。

お客様係 大八木