6月にお寺様が主催される遠足で
新潟県と長野県の親鸞聖人にご縁がある地
を訪れました。
そのうち、2か所をご紹介します。

その1 松の枝を持たれた親鸞像
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親鸞聖人は流刑先の越後から関東への旅の途中で、
長野県の善光寺様に参詣されたといわれています。
善光寺様のご本堂外陣にはひとかかえほどもある
大きな華瓶に人の背丈ほどの松の若木がお供え
されています。この松は「親鸞聖人お花松」と
呼ばれ、親鸞聖人が善光寺参詣のおり、
阿弥陀如来様に毎日松を供えられたことに由来
するそうです。

境内には、右手に松の枝を持たれた親鸞聖人の
像が建てられていました。
像の背後には信州の山なみをおもわせるような
ゆるやかな流れを描く、よく手入れがなされた
松の木がみごとでした。
親鸞聖人のお像というと、行脚像かご幼少の像しか
見たことがなかったので、松の枝を持たれたお像は
ひときわ印象に残りました。


その2 お仏壇のある温泉ホテル
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私たちは赤倉温泉にある赤倉ホテルに宿泊しました。
ホテルのパンフレットには
「日本で唯一ロビーに大仏壇の安置してあるホテル」
とあります。
このお仏壇は1862年にご当主が安置して以来
代々受け継がれており、ホテルロビー奥の
ティーラウンジの壁に仕込まれています。
秋には1か月ホテルを開放して有縁講(報恩講)
が勤められ、全国から5千人もの門信徒が集まる
とのこと。
私たちはこのお仏壇のもとでご晨朝をお勤めさせて
いただきました。お寺の本堂でもなく、また自分の家の
お仏壇でもない初めてのお仏壇の前でのお勤めは
ちょっとどきどきしました。
私たちのように、いままで何人の人がこのお仏壇の前で
掌を合わせたことでしょう、そう考えると感慨深いものが
あります。

ちなみに、赤倉温泉は親鸞聖人が発見者だそうです。
聖人が妙高山から下山の途中に谷でけものが
湯あみしているのを見て、これを里人に伝えたのが
赤倉温泉の始まりとのことです。

練馬店  二川