先日、新聞に こんな記事が載ってました。部屋明け渡しの朝 娘絞殺 母「生活苦相談できず」 懲役7年

  千葉県で長女(当時13)を殺害したとして、殺人罪などに問われた被告(44)に、千葉地裁が、懲役7年
  (求刑懲役14年)を言い渡した。生活に困って家賃を滞納し、県営住宅明け渡しの強制執行日に起きた事件
  裁判長は、「結果は重大だが、被告は精神的に追い込まれ、突発的な犯行でもあった。」と述べた。
 
  判決によると、母であるA被告は事件当日の朝、県営住宅の自室で、寝ていた長女の首をはちまきで絞め、
  窒息死させた。 5日間にわたる裁判員裁判などで、事件までの経緯が明らかになった。
  被告は中学2年だった長女との2人暮らし。給食センターでパートとして働き、児童扶養手当などをあわせて   も、月の収入はおおむね11万〜14万円。時期によって極端に少ない月もあった。2012年途中から家賃を
  滞納。長女の中学入学の準備のため、13年2月ごろ ヤミ金に手を出した。長女にはバレーボール部の
  ジャージーやシューズ、アイドルのグッズなどを買ってあげた。
   
  強制執行日の昨年9月24日朝。長女の首をはちまきで絞めた。数日前にあった体育祭で長女がしていた
  ものだった。 地裁支部の執行官らが入ったとき被告は長女の頭をなでながら体育祭で活躍する長女の
  映像を見ていた。 被告は「お金がなく、相談する人もいない。(自分も)死ぬことが一番いいと思った」と
  語った。 通帳の残高と所持金は計4680円だった。 強制執行は、市には伝わっていなかった。被告は
  市役所に生活保護について尋ねに行ったが、申請には至らなかった。判決で裁判長は「身近に頼りに
  できる者もいなかった。原因のすべてが被告自身にあったということはできない」と述べた。
  
  この記事を読み終えたとき、新聞におもわず合掌してしまいました。そして、殺されてしまった娘さんと殺人を
  犯してしまった被告ともが今度生まれかわった時には、お金持ちの家に生まれることを祈りたいと思います。   もし私が、このような事件の裁判員になったら、たった5日間で量刑を何年にしたらいいのか決めないと・・・・
  非常に悩むと思います。
  被告が出所したときにはお仏壇が必要だなと思いました。

                                          商品2課 堤下正和