今年の5月、京都市は通学路になっている箇所などを除いて歩道橋の半数の撤去を発表しました。
市建設局は「景観保全や歩行者優先のまちづくりを進めるため」としています。
このニュースを初めて聞いた時は、補修をすれば撤去しなくてもいいのでは?と思いました。

というのも私には歩道橋に少しだけ思い出があるのです。
私は1967年生まれで、歩道橋がどんどん増えていた1970年代に小学生でした。
たぶん小学校の3年生くらいの時に少し年上の近所の友達に「良いところに連れて行ってあげる」
と言われて行ったのが隣の小学校区にあった歩道橋でした。
「歩道橋の上に登って車が走っている下を見ていると嫌なことが忘れられる」と言われ、
何度も行きました。私も歩道橋から下を見るのがとても気に入って、一人でも何度か行きました。
いつのまにか自然と行かなくなりましたが、あの頃の私にどんな「嫌なこと」があったのか今では思い出せません。でも歩道橋からの景色は鮮明に思い出せます。

あれから40年近くたちました。
京都市が管理する歩道橋40基のうち8割以上が1960年代から70年代に造られたもので、
2年前の市調査で数年以内に補修が必要な歩道橋が38基にのぼるなど
老朽化が進み、地元住民から「街並みの景観を阻害している」との苦情も寄せられているそうです。
ある歩道橋の場合 1回の補修費用と撤去費用は ほぼ同額の700万円だそうです。
また、少子高齢化の進行や周辺環境の変化で利用者は減少しました。
私自身も通勤経路に歩道橋がないこともありますが、歩道橋を利用することはとても少ないです。
どうやら歩道橋の撤去もしかたのないことのようです。

ちなみに私の思い出の「陶化横断歩道橋」は小中一貫校に統合されて小学校が無くなったため、
早期撤去の対象として29年度に撤去されるようです。

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※6月25日の本店の朝礼で同じテーマの発表をしましたが、緊張のためにうまく伝えられなかったため、
内容を少し変更して投稿しました。

総務部経理係 山口