社会人にも成ってお恥ずかしいことなのですが、
私はTVゲームが好きで、今でも気が向いたら
ゲーム機を引っ張り出してピコピコ遊んだりしています。
 さて、一ヶ月ほど前の話になるのですが、
某人気ゲームの第1作目の発売から
30年が経ち、11作目もこの度作られるという事で、
地元テーマパークに特別展示会が催され、
母の代からそのゲームが好きな私も
そこへ足を運ぶことになりました。

 作中の武具を金物で再現した作品や、ちょっとしたミニゲーム等、
客を楽しませる様々な工夫がされてあったのですが、
個人的に目を引いたのが、作中のシーンを再現したジオラマでした。

 造形はそこそこのものであったのですが、私が面白いと思ったのは
表現技法に様々な工夫がなされていたことで、
例えば、気球で空を行く場面では、
わざと地上の物体を小さく作って、気球側から写真を撮れば、
遥か眼下に大地が広がり渡るのを感じることが出来ましたし、
何の変哲もないシーンでも、壁やオブジェクトを上手く並べることで、
客はどこから見れば一番良いのかを自然に誘導してあげる等、
製作者の意図を(勝手にそう見えただけかも知れませんが)感じて、
私は今までジオラマというのをじっくり観る機会はなかったのですが、
こんな風に作るんだなあと考えさせられて、興味深いものでした。

 この展示会はゲームの1〜6作品目の展示が多くて、
それ以降の作品しかプレイしたことのない人にとっては、
少々物足りないかなとは思いましたが、
個人的に大変楽しめて、新年早々良い物が見れたなと感じました。

店頭・三原